三洋ホームズ最強の家づくり

頑丈な構造躯体で知られる三洋ホームズ
その中でも最強(自称)の耐震性を誇る我が家の建築記録です
オール電化ですが太陽光発電はついていません

ヘーベルで請負契約〜
そしてキャンセル
遊休期間
ミサワの家が気に入る
三洋ホームズで請負契約
各社検討して思ったこと
請負契約してから
建築のようす
その後...
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工場見学(9/12)



堺泉北展示場から観光バスに乗って枚方の工場へ。
第2京阪が出来たのでずいぶん早くなった。

到着後、社員の話があったが、エコ関連の話には興味ないのでほとんど覚えてない。
その後、グループごとに工場のライン見学がはじまった。

営業がすべて取り仕切るハイムの工場見学とは違い、
三洋ホームズでは工場勤務の社員が説明してくれる。
案内役の社員以外にも数人の社員がついてくれるので常に質問できる。
製造部門の社員に直接質問できるのはありがたい。

今まで溜めておいた疑問を全てぶつけた。
普段から開発や製造に携わっている人の話は具体的だ。
専門的な話にもなりやすいが、わかりやすい説明だった。
納得いくまで丁寧に教えていただきスッキリした。

三洋ホームズは1階と2階で柱の仕様が異なる。
他社でも1階2階で柱が異なるところはあるが、ヘーベルやハイムは同じ仕様だ。

社員に質問するまで、この2種類の柱の違いがわからなかった。

1階角パイプ…75mm t=3.2mm 亜鉛メッキ・リン酸亜鉛被膜・カチオン電着塗装高温焼付
2階角パイプ…75mm t=2.3mm リン酸亜鉛被膜・カチオン電着塗装高温焼付
耐用年数は2階の柱も1階同様109年らしい。

2階柱は重量負荷が少ないのと1階にかかる重量負荷を軽減するために薄くしているらしい。
コストダウンが一番の理由だとは思うけど。
勾配屋根であれば2階柱が支える重量は屋根と外壁分だけなので問題はない。
しかし陸屋根で屋上利用となると、この2階柱では少し心配だ。

ヘーベルやハイムは最初から屋上利用を想定した陸屋根を売り出しているので
2階の柱も同じ仕様にしているのだろう。
しかし勾配屋根なら2階柱の負荷も少ないし、なによりトラス構造になるので
三洋ホームズのほうがいいと思った。

塗装工程はてっきり2つの製造ラインがあると思ったが、
3.2mm厚の亜鉛メッキ済みの角パイプと、
未塗装の2.3mm厚の角パイプの2種類の柱が搬入されているとのこと。

なるほどそれなら同じラインで済む。
2階は湿気が少ないのでカチオン電着塗装で十分との考えらしい。


話を工場見学に戻して、最初に性能アトラクション実験を見学した。
まず三洋ホームズの鋼製梁と木製梁それぞれに500kgの錘をのせて
どのくらいシナるかを目で見て確かめる実験だ。
結果は鋼製梁のしなりは木製の1/2〜1/3以下。
当然の結果なので特に歓声はなかった。

次にブレースを機械で引きちぎる実験を見た。
10tの力で強烈な音とともに鋼製のブレースが引きちぎられた。
10tという力がどういう数字なのかわからなかったので実験後社員に聞いた。
震度5で3t、阪神大震災クラスでおおよそ6tぐらいの力が加わるらしい。

カーテンウォール工法の模型を使って実際に揺らす実験も行われた。
手動の模型なので迫力もなく歓声もなく終わった。

おなじみのガスバーナーでサイディングをあぶる耐火実験も行われたが、
社員が温度計で測るだけだった。
ヘーベルやハイムでは実際に客がさわって体感できる実験だったが
三洋ホームズではさわれなかった。

見学させてもらって言うのもなんだが地味だ。
しかも目の前にサンダブルエックスを置いてあるのだが、
実験には一切使わずただの飾りになっていた。
これではシーカスに負けるはずだ。

次に隣の棟に移動して、太陽熱のヒートポンプの説明や防犯ガラスの実験が
行われていたみたいだが、その間社員に質問しまくっていたので内容は覚えてない。

その後、工場のライン見学へ。

この日は日曜日だったが平日のような稼動状況だった。
見学会のために休日出勤しているのか、
多忙のためにフル稼働なのか。うらやましい。

ライン見学では鉄骨の塗装工程と溶接工程、そして壁パネルの組み立てなどを主に見回った。

塗装はどぶ付けしているシーンが見えず、
溶接工程は目が焼けるのでじっくり見られない。
防護シートを通してるので光の点しか見えない。

工場見学の感想は、事前に質問事項を溜め込んでいる私のような人間にとっては
直接、製造の社員に質問できるし、非常に有意義なものだった。
しかしそうでない人からすると、面白みに欠けると思う。
セキスイハイムのような派手さがない。
逆に三洋ホームズの堅実さは滲み出ているけど。

工場見学を終えて最初に入った建物に戻ると、昼食が配膳されていた。
ダイワハウスとまではいかないが、ハイムの工場見学並みの弁当が出た。
子供用と大人用に分かれていて配慮されている。

食事後、休憩時間を利用してタバコを吸いにいった。
社員が使う喫煙室へ行ったが、エアコン付きの個室だ。
恵まれているなあ。

戻ると社長や本部長の挨拶があった。
ここでもエコの理念かなんかを喋っていたが興味がないので眠かった。

アメリカやヨーロッパではエコのためなら死んでもいいと考える人もいるらしい。
そんなお国柄なら社長の話も響くのかも知れないけど、
日本では太陽光を採用するかどうかは損得勘定でしか判断しない客がほとんどだ。

質問コーナーみたいな場を設けたほうが良いと思った。

見学会を終えてバスに乗り込むと、30人ぐらいの社員が見送ってくれた。

一路、バスは富田林へ。

途中、美原展示場でトイレ休憩をとった後、入居者宅の見学に行った。
延床38坪なので、うちより少し広い。
早速家の中に入ると玄関が広い。
リビングは吹き抜けになっていたが、吹き抜け横の2階部分は広い踊り場になっている。
いい意味で無駄なスペースをとっている。

それからダウンライトがかなり多かった。
リビング照明はブラケット灯を上下互い違いに向けて間接照明を演出し、寝室にも間接照明。
ゆとり空間と照明にこだわった家だった。

付け加えると階段勾配は少し急だった。
階段勾配にこだわる人は少ないのだろうか。

バスに戻って展示場に帰った。

モデルハウスで、大川さんと3人で話をしていて、ふと妻がいった一言。

「この間取り、私の希望なんかどこにも入ってないやん」

カチンときた。

さかのぼること数ヶ月前、ベースとなる間取りをミサワで提案してもらって2人とも感激した。
妻は生活動線もすごく気に入ってたし、
気にしていた階段勾配も緩やかになるように私が調整した。
客間とタタミコーナー、どちらでも使える和室の配置も気に入ってたし、
最終的なキッチンの配置は妻が決めた。
さらに妻の嫁入り道具であるでかいタンス2つを入れても、なお余りある納戸。
これも私が自分で寸法をはかって最適な配置ができるようにミリ単位で調整した。
これでほぼ完璧な間取りになったと二人で確認もした。

ここまでやってきて不満はないはずだが、なんだその言い様は。
たまにどういうつもりでモノを言ってるのかわからない時がある。

ここまで頑張って文句を言うのであれば仕方ない。
内装決めで妻の希望を入れたとしても、
同じように「私の希望が入ってない」と言われるのがオチだ。
何をしても文句を言うのなら、内装は自分で決めようと心に誓った。


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