大○建設

各社で重量鉄骨の見積りをとったがどこも高い。
大手ＨＭの軽量鉄骨よりも高くなる。
どでかい基礎と鉄の�d単価の高騰ぶりを考えると仕方がないのかも知れない。

じゃあ軽量鉄骨で建てようとなるのだが、軽量鉄骨を扱っている工務店は皆無だ。
あまりプレハブ化されていない中小の工務店では逆にコストがかかってしまうからだ。
さらに大手ＨＭでは型式認定をとっていて構造計算を簡略化できるが、
中小ビルダーではそうはいかない。構造計算で１ヶ月以上かかってしまう。

また普通の鉄骨なら肉厚が6mm以上あるので少々錆びても強度に影響はないが、
軽量鉄骨は下手すれば穴があくまで腐食してしまう。
なので高度な塗装技術が必要になることも扱わない理由の一つだろう。

ただ軽量鉄骨を扱っている会社が全くないわけでもない。
ネットで探したら大○建設が見つかった。
自宅から近い。車で１０分だ。

大○建設の軽量鉄骨は溶融亜鉛メッキを施した鉄骨を使っている。俗に言うドブづけ。
おおまかに言えば、大手ＨＭの塗装と同じ。

早速、連絡して事務所に行ってみる。

事務所に入ると数人の社員が働いていて、
名前を告げると奥の方から社長らしき人物が出迎えてくれた。
見た目ヤクザだ。

ミサワのプランと外観を見せて細かい要望を伝えていく。
うちは建てたい家が明確なので、楽だと言われた。

一通りこちらの要望を伝えた後、屋根の防水処理について相談する。
他社ではFRP２層で提案されたが、
鉄骨は揺れるので追随性の低いFRPでは割れてしまうかも知れない。
社長もそれは懸念していたようで、塩ビシート防水にしましょうということになった。

約１ヵ月後、見積もりが提示された。
既に値引き額も入っていたが、高すぎる。
大手のハウスメーカー以上かも知れない。

最初に予算を伝えているのだが、
あまりにも差が大きいなら概算の段階で断ったらいいのに、と思う。
そうすれば構造計算とかいらぬコストをかける必要もないのに。

値段が高いのでお断りした。


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