三洋ホームズ最強の家づくり

頑丈な構造躯体で知られる三洋ホームズ
その中でも最強(自称)の耐震性を誇る我が家の建築記録です
オール電化ですが太陽光発電はついていません

ヘーベルで請負契約〜
そしてキャンセル
遊休期間
ミサワの家が気に入る
三洋ホームズで請負契約
各社検討して思ったこと
請負契約してから
建築のようす
その後...
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三洋ホームズ



ヘーベルの契約をキャンセルした後、家の勉強をするようになった。

もうハウスメーカーで建てるつもりはなかったが、ヘーベルと三洋で競っていた時に
もう少し三洋ホームズのことを勉強していたらどうなっていたか、という思いはあったので、
カタログやサイト、掲示板などで興味本位で調べてみた。

まず耐久性。
基礎のコンクリートは水:セメント比が50%で、耐用年数は100年。
強度は30N/mm^2を超えるらしい。
鉄骨は亜鉛メッキ+リン酸皮膜+カチオン電着高温焼付で109年。
基礎ピースは162年。

ヘーベルハウスの耐用年数60年に比べてずっと長持ちだ。

それから一般的に外壁の目地部分にはコーキングが施されるが、
経年劣化するので必ず定期的なメンテナンスが必要になる。
しかし三洋ホームズでは特許(公開2003-293469)を取得している
3層防水の乾式目地を使用するので、メンテナンスは不要らしい。
今後数十年住むことを考えるととても重要なことだ。

次に構造体の強さ。
柱は角パイプで、積水ハウスやダイワハウスのCチャンに比べて頑丈だ。
梁も250mmと大型でたわみが少ない。

屋根は鉄骨トラス構造で、体育館の天井と原理は同じだ。
トラスは鉄橋とか鉄塔等とにかく強度が求められる建造物に使われることが多く、
非常に頑丈で安定した構造だ。
三洋ホームズはこれを一戸建てに使っている。

このトラス構造のおかげで2階内部に柱がいらなくなる。(9.1mまで)
わかりやすく言うと2階の面積が25坪以下の家では2階の内部柱はいらないのだ。
避難場所としても使われる体育館にも内部柱はない。

たとえば2階にだだっ広いリビングを作りたい場合はこの工法は非常に適している。
それに柱に制限されることなく自由にプランニングすることも出来る。
契約後に壁の位置を微調整したいなんてことは往々にしてあるが、
柱がないので自由に調整できる。
今後リフォームするときにも自由に間取りを決められる、といいことづくめだ。

だが、いいことばかりも言ってられない。
意外に知られていないが、メーカー問わず一般的に鉄骨住宅というのは揺れやすい。
ただの風で揺れるというのもよく聞く話だ。地震ならなおさらだ。
三洋ホームズでは躯体の揺れを抑えるために、
3種類のブレースを使い分けて耐震性を強化している。
さらに揺れを吸収するために各社制震ダンパーを開発して売り出しているが、
三洋ホームズはいち早くこの制震ダンパーを取り入れたらしい。

制震ダンパーといえばCMでもおなじみの積水ハウスのシーカスが有名だ。
大臣認定を取得しているのが売りだ。

一方、三洋ホームズのは、サンダブルエックス。
そのまんまやんけ!
もうちょっとカッコいい名前はなかったのか。
ただ名前はかっこ悪いけど実力はすばらしいものを持っている。
ブザイクだけど炊事洗濯器量よしの奥さん、みたいな感じだ。
サンダブルエックスは工業化認定を取得している。

シーカスは工業化認定を取得できず、しぶしぶ大臣認定を取得した。
大臣認定と聞くと「すごい!」と思ってしまうが、実は響きだけであまりたいしたことはない。
それを逆手にとって大臣認定をアピールする積水のやり方は商売上手だ。

さらにサンダブルエックスは標準装備だが
シーカスは標準でつく商品は限られているようだ。

パネル工法や2x4のように元々揺れにくいモノコック構造ではオプションでもいらないと思うが、
揺れる鉄骨では標準にすべきだと思う。
その点でも三洋ホームズは評価できる。


ここまで調べてみて、ヘーベルを契約解除してよかったと思った。


とは言っても三洋ホームズもれっきとしたハウスメーカー。
私達に建てられるわけがない。
なにせヘーベルの契約解除に懲りて、予算を極端に下げたからだ。

しかし探せど建売も中古もない。

2x4とかパネル工法の注文住宅ビルダーを探す。
県外の会社も片っ端からあたって見積もりを依頼した。

結果はどこも予算オーバー。
見積もり依頼した会社の数が数なだけにそれが適正価格なんだと思い知った。

建売や売建は土地でガッポリ儲けてるので上物を安くあげて総額を抑えるが
注文は建物で儲けるしかないので、別に土地を購入するとなるとどうしても高くついてしまう。


やっぱり予算を下げすぎたかなと考えていた折、大川さんから電話があった。

「その後いかがですか?
 もしよろしければもう一度ご提案させてください」

ということでダメモトで依頼した。

出てきた値段は、予算はオーバーしているけど…う〜ん、まぁいいかというレベルだ。
三洋ホームズの家作りは申し分ないし、
タフな大川さんならハードスケジュールでも倒れないだろう。
と考えていたら俄然ヤル気になってきた。

後日、バス見学会に参加した。

意外だが三洋ホームズのバス見学会ははじめてだ。
まず新築入居宅の見学に行く。

白を基調としたデザインできれいにまとまっていてお洒落だ。
サンウェーブのペニンシュラ型キッチンを備え付けている。
色は多分ホワイトグレイン。金持ちの塗装だ。
レンジフードはアリアフィーナ。金がかかっているなあ。

リビングも広くて掃き出し窓の外側にはタイル調のデッキが広がる。
これも高いんだろうなあ。
なんでもかんでも金額が気になる。

少し階段の勾配が気になったので、メジャーで測ってみる。
ウロ覚えだが、蹴上205mm、踏面195mmぐらい?の14段?あがりだったと思う。
結構急だ。

このお宅は曲がり階段だったが、うちのストレート階段も長さ2730mmにすると同じ勾配になる。
同じ勾配でもストレート階段のほうが危なそうなので、もう少し長さをとって間取りを見直そう。

展示場に戻って手直ししたい部分を伝えて再度見積もりをお願いした。

出てきた間取り、設備と見積もりでほぼ心は固まった。
間取りも最初にミサワホームで提案してもらってから約4ヶ月間、
ベースは保ったままだが、細かいところをいろいろ変えてきた。
メーターモジュール版も作った。

設計図とワインは寝かせたほうがいい。
とあるデザイナーの言葉だ。
誰か忘れたけど。
時間を置いて見てみると意外に変更すべきところが見えてくる。

結局、階段と廊下のみメーターモジュールにした。
絶妙の組み合わせだ。

これで家を建てよう!

契約した。


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