三洋ホームズ最強の家づくり

頑丈な構造躯体で知られる三洋ホームズ
その中でも最強(自称)の耐震性を誇る我が家の建築記録です
オール電化ですが太陽光発電はついていません

ヘーベルで請負契約〜
そしてキャンセル
遊休期間
ミサワの家が気に入る
三洋ホームズで請負契約
各社検討して思ったこと
請負契約してから
建築のようす
その後...
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東昌建設(1)



堺から岸和田辺りまでの泉北地域で建売・売建をメインにしている2x4ビルダーだ。
かなり地域を限定しているようなので建てられるかどうかわからなかったが、
メールで問い合わせたところ、出来ますとの返事が返ってきた。

とりあえず、ミサワのプランと外観イメージの画像をメールで送ることにする。

ここでふと思ったのだが、910モジュールでの階段と廊下の幅がちょっと狭いということ。
今積水ハウスの借家に暮らしているのでメーター幅に慣れてしまっており、
どのモデルハウスにいっても芯々で910mmの幅は若干窮屈に思えて仕方がなかったのだ。

もちろん尺だろうがなんだろうが、ピッチの問題なので階段幅はある程度自由に出来るが、
他の居室との兼ね合いもあるので、どうしても910mm幅になってしまうことが多い。

そこでミサワのプランを元に自分でメーターモジュールに変換してみた。
と言ってもそのままモジュール幅を910mmから1000mmに変換すると、
面積がバカでかくなってしまい、値段もあがってしまうので、
居室については
1間半(2730mm) →2500mm
2間(3640mm) →3500mm
として変換をかけてみた。
910モジュールでの6畳間が2.5×3.0mになる計算だ。
若干部屋は狭くなるが、階段と廊下の幅は広がるので仕方がない。

この数値は今住んでるメーターモジュールの家の子供部屋の寸法をはかって出した。
短辺が有効幅で2400mmなので多分芯々で2500mmぐらいだろうと。

以前に積水ハウスで提案してもらったプランを見返してみると、同じ数値で設計していた。
先に調べればよかった。

変換した間取り図を送り、お盆を挟んで詳細の打ち合わせと工場見学を申し入れた。
そう、この会社は自社工場を持っているのだ。

泉大津駅横に2本ニョキっとそびえる高層マンションのふもとに東昌建設はある。

そういえば母親の知り合いがこのマンションに住んでいて一度遊びに行ったことがある。
お好み焼きをご馳走してもらって、まだ小さかった娘がゲロ吐いたのを思い出した。

会社の外まで営業の徳○さんが出迎えてくれた。
メールでやりとりした相手だ。

なんだかヘーベルの営業に似ている。が、ガツガツした感じはない。
早速、応接室に通されて打ち合わせをはじめる。


先にメールでメーターモジュールの間取り図を送っていたが、
やはり部屋の狭さが少し気になり、急遽尺で見積りをお願いすることにした。
その場で910モジュール版の間取り図を書いた。

キッチン等の細かい設備や窓の位置等、細かい仕様について打ち合わせた後、
工場見学に向かった。

工場は車で数分のところにあり、臨海線を南に下ったところ。
見学後にそのまま帰るので各々の車で行った。

工場の中にお客様駐車場を完備しており、その横に3階建てのモデルハウスが立っている。
工場の屋内に家が建っているのだ。
駐車場を挟んで向かいには一般的な木軸と
東昌建設の2x4の構造体が比較できるミニハウスも建っている。
さらに奥にはショールームもある。これら全て工場建物内にあるのだ。

移動することなく打ち合わせや構造見学、パネルの製造見学、内装や設備の検討など
すべて一箇所で行える。すごく効率的だ。
タマホームの展示場に工場見学を足したようなものだ。

まずはミニハウスの構造体を見せてもらう。
ミニハウスといっても人が住める大きさではある。

徳○さんがしきりに「まぐさ」の説明をしてくれる。
この時まで「まぐさ」というものを知らなかったのだが、
窓サッシの上にくる造作部分のことを指すらしい。

見るとどんだけ入ってんねん!というぐらい2x4材がぎっしりと詰まっている。
ローコストの住宅ではほとんどスカスカの状態らしい。
ちなみにこの部分が弱いと、年月が経つうちにサッシに歪みが生じてきて
窓の開け閉めがしづらくなるそうだ。
おそらく耐震性にも寄与している部分は大きいと思う。

他にもコストがかかってそうなところが随所に見られた。
設備やデザインよりも、まずは目に見えないところをきちんと作るという
姿勢の会社であることが手に取るようにわかった。
(もちろん設備やデザインが悪いわけではない)

実際に出荷待ちのパネルも見たが、釘打ちのピッチも正確で並びもきれいだ。
釘は割れ防止の特殊な釘を使っているとのこと。
細かいところまで配慮が行き届いている会社は信用できる。

パネルは現在はノボパンだが、今後はスターウッドに切り替えていくとのことで、
契約すれば私が第一号になるらしい。
大手の○井ホームのパネルがOSBなのに対して、その金のかけ方は半端ない。
すべてが大手HMより金がかかっている。
これじゃ大手HMより高くなるんじゃないの?と思ってしまう。

東昌建設のパネルは工場内で作成して出荷される。
なので、現場ではパネルを組み上げるだけだ。
屋根部分まで工場で作っているのはおそらくここだけだろう。

2x4は床パネル→スタッド→屋根の順に建てるので、
雨を避けるために1〜2日で屋根まで組み上げたほうがよい。
全て現場施工となるとそれは無理だが、
東昌建設のように工場内でパネルまで作っているところであれば可能だ。
あと現場施工の職人によるバラツキが少なくなるという点もよい。

話を戻して、2階床の大引には最近になってTJIを採用したらしい。
TJIは○井ホームでも使われているらしく、大手HM以上の家作りを意識しているように見えた。
実際にTJIの床と従来の床を踏み比べてみる。
あまり違いはわからなかったのだが、TJIのほうが剛性が高そうな甲高い音がする。

それから徳○さんが一番自慢気に話していたのが、自動墨付け機。
関西に数台しかない高価な機械で値段はウン千万らしい。
実際に動かして2x4材をカットしてもらう。
PCの画面を見ながらキーボード入力するだけ。あとは自動でやってくれる。
なんだか木材の工場には似つかわしくない光景だ。

カットされた2x4材を見てみると、びっくりした。
墨付けというと紐をピンッとはじく、あーゆーのを想像していたが、
もっと図柄っぽいのがたくさん印刷されている。
墨付けというよりプリントだ。
それがコンピュータ制御で正確に、かつ瞬時にプリントされる。
この会社はすごいな〜と何度も思ってしまう。

最後に工場内のモデルハウスの中に入ってみる。
東昌建設は標準で1階天井高が2700mmある。
でも私の場合、あまり天井高は上げたくない。
天井高をあげてしまうと必然的に階高も上がってしまう。
そうなると階段が急勾配になってしまうからだ。
階段を緩やかにしようとすると、今度は階段の面積が大きくなってしまう。

会社にもよるが、1階天井〜2階床の間は最低でも30センチ以上必要になってくる。
なので、天井高2400mmなら階高2700mm、天井高2700mmなら階高3000mmとなる。

同じ勾配の階段で2700mmあがるのと、3000mmあがるのでは、
当然3000mmのほうが距離が必要になり、面積が広くなることになる。
うちは階段面積を広げる余裕はないのでリビングの開放感より階段の緩勾配を優先した。
これは元々妻の意向だったが、階段は住宅内の事故発生率が一番高いところなので無視できない。

東昌建設では天井高を自由に変更できるので2400mmでもOKだ。
わざわざ下げる人は少ないと思うけど。

金額次第ではここに決まりかなあと思いつつ、工場を後にする。
帰り際、娘のために2x4材の切れ端で出来た積み木をいくつかもらった。
車の中で飲んでくださいとジュースも頂いた。
徳○さんは親切だ。


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